初めての婚活イベントに、一人で行く前に
9月22日の会で、話すきっかけを作ったのはボールだった
申込みのページまでは開いた。日にちも空いている。
でも、一人で行って、輪に入れなかったらどうしよう。周りはもう知り合いどうしで、自分だけ浮いていたら。そう考えて、ページを閉じる。
この記事は、「婚活パーティー 一人参加」「人見知り 婚活」と検索して、一人で申し込むか迷っている方に向けて書いています。書いているのは私(R)です。恋愛コーチとして、100名以上の相談に乗ってきました。いまは東京・品川で、婚活のテニスサークルを運営しています。
先に答えを置きます。一人で行くときに要るのは、話しかける勇気より、手と体を動かす時間のある場を選ぶことです。9月22日に開いた回で、それを目の前で見ました。
始まったばかりのころは、話している人が少なかった
9月22日(火・祝)、男女6名ずつが集まって、2時間テニスをしました。
始まったばかりのころは、参加者どうしで話している方は、あまり多くありませんでした。準備体操をして、コーチの球出しで練習をしているあいだは、みなさんボールとコーチのほうを見ています。
一人で来た方が「自分だけ話せていない」と感じる時間があるとしたら、ここです。ただ、コートの上から見ると、この時間は、ほとんどの方が同じ状態でした。知らない人どうしが集まった最初のうちは、誰でも静かになります。
後半、話すきっかけはボールが作っていた
練習のあとは、チーム対戦やペアでの対戦です。コーチは組み合わせを変えながら進めていきます。
ペアを組んでのゲームや練習が増えるにつれて、体もほぐれてきたようです。後半になると、コートのあちこちで参加者どうしが話している姿が見られるようになりました。

テニスでは、ペアを組むと「よろしくお願いします」と声をかけます。いいショットには「ナイス」、ミスには「すみません」。話しかけようと身構えなくても、声を出す場面が次々に来ます。話しかける理由を、ボールが先に作ってくれていました。
座って自己紹介する会と、何が違うのか
座って順番に話す形の会では、話題を自分で用意して、自分から切り出す必要があります。人見知りの方がいちばん疲れるのは、たぶんこの部分です。
一緒にテニスをする形では、話題はいつも目の前にあります。いまのボール、次の組み合わせ、コーチの一言。ペアもゲームごとに替わるので、一人の相手とずっと向かい合う必要もありません。
私は恋愛コーチングの現場で、「向かい合うより、横に並ぶほうが楽」という話を何度もしてきました。ダブルスは、横に並んで同じボールを追う時間が2時間続きます。人見知りの方ほど、この形のほうが入りやすいと考えています。
私たちの会には、順番に自己紹介する時間も、その場で番号を書いて相手を選ぶ時間もありません。コーチは「テニスをすれば、その人がどういう人かは2時間でほとんど見えますから」と話しています。
上手い人も、初めての人も、同じコートにいる
一人で行く不安と一緒に出てくるのが、「テニスが下手で迷惑をかけたらどうしよう」という心配です。
9月22日の回には、テニスを始めたばかりの方も、長く続けている方もいました。上手い方には、上手い方なりの役割でゲームに入っていただきます。コーチは組み合わせを変えながら、それぞれが楽しめるように回していきます。
コーチは指導歴30年で、テニスが初めての人が混ざる回にも慣れています。未経験の方の受け入れについては、「自分に自信がない」まま恋愛を始めていいのかで、コーチの言葉をそのまま紹介しました。
懇親会では、配膳の手伝いが最初の会話になった
テニスのあとは、貸切のスペースで懇親会をしました。

料理が届くと、テーブルにおつまみを並べる人、小皿に取り分ける人と、参加者のみなさんがそれぞれ配膳を手伝ってくださいました。手を動かしていると、お皿や料理についてのちょっとした声かけが、自然に出てきます。
一人で来た方にとって、懇親会の最初の数分は、コートの最初と同じくらい落ち着かない時間です。そこで何か一つ手伝うと、立っている場所ができます。
そして、手伝う場面では、お互いの人柄も見えてきます。誰が先に手を動かすか。どんなふうに声をかけ合うか。コートでは見えなかった顔が、ここで見えることもあります。当日の様子は、開催レポートにまとめました。
人見知りの人が、見られていること
9月22日の懇親会で、私は参加者のみなさんにこんな話をしました。婚活の角度から見られているのは、テニスの上手い下手より、周りへの気配りです。たとえば、次のようなことです。
- 転がっていったボールを、自分から拾いに行く
- 一人で少し寂しそうな人に、声をかける
- 相手の話を、一生懸命に聞く
どれも、たくさん話すこととは別のことです。とくに「一生懸命に聞く」は、人見知りの方のほうが得意なことが多いと感じています。自分から話題を出せなくても、相手の話にうなずいて、もう一つ聞き返す。それで十分に伝わります。
最初の印象が、話したあとで変わることもあります。取材したまりさんは、自分が主催する交流会に初めて来た浩さんの第一印象を、「ロックンロールとかロカビリーとかされてるような雰囲気」だったと話していました。初めて会うタイプの人で、少し緊張したそうです。
「でもお話すると全然柔らかくて、そのギャップに驚きました」
見た目や最初の静かさは、話したあとで上書きされていきます。
1回目で、決めなくていい
私は以前、夫婦とカップル8組に、出会いから今までを録音で聞かせてもらったことがあります。結婚して34年の正夫さんと和子さんは、独身の多い寮どうしの交流会で出会いました。40〜50人が集まった1回目の会では、お互いに何とも思っていなかったそうです。
2回目の交流会は、ボウリングでした。たまたま同じチームになり、その最中に雷で停電して、ボウリング場の電気が消えてしまいます。二人が近づいたのは、その2回目からでした。
1回目は、場の空気と人の顔を覚える日で十分です。同じ顔ぶれに2回、3回と会ううちに、話せる人が一人ずつ増えていきます。私たちのサークルを月1回、同じ人に会える形にしているのも、そのためです。
当日の流れを、先に知っておく
一人で行く緊張の半分は、「次に何が起きるか分からない」ことから来ています。流れを先に書いておきます。
- 大井町駅に集まって、送迎でコートへ向かいます(コートへ直接来ていただくこともできます)
- コートで受付をして、着替えと準備をします
- コーチの挨拶のあと、全員で準備体操をします
- 2時間テニスをします。球出しの練習から始めて、チーム対戦やペアでの対戦へ進みます
- そのあと、懇親会の会場へ移ります(懇親会は希望された方だけです)
次に何をするかは、その都度コーチが声をかけます。自分で段取りを考える場面は、ほとんどありません。くわしくは当日の流れのページにあります。
一人で行く前に、知っておくと楽になること
一人で参加する前のメモ
- 最初のうちは、みんな静かです。周りの人も、まだ様子を見ています
- 気の利いた一言は、用意しなくて大丈夫です。「よろしくお願いします」「ナイス」「すみません」の3つで、コートの上は回ります
- 懇親会では、何か一つ手伝ってみる。お皿を並べる、飲み物を配る。それが最初の会話になります
- 1回目で、相手を決めなくていい。場と顔ぶれを覚えたら、それで十分です
- 当日、集合場所で迷ったら、遠慮せずLINEで連絡してください。初めての場所で迷うのは、よくあることです
持ち物や服装は、前日の夜に読むページにまとめています。
よくある質問
婚活のテニスサークルに、一人で参加しても大丈夫ですか?
大丈夫です。一人でのお申し込みを前提にしています。始まったばかりのころは、どなたも静かです。ペアを組んで打つうちに、「よろしくお願いします」「ナイス」と自然に声が出て、後半には参加者どうしで話す姿が増えていきました。
人見知りで、自分から話しかけられません。
話しかける一言を用意しなくても大丈夫です。テニスでは、ペアを組む、ボールを追う、という動きが話すきっかけを先に作ってくれます。懇親会では、配膳を一つ手伝うと、それが最初の会話になります。
テニスが初めてでも、周りに迷惑をかけませんか?
9月22日の回にも、テニスを始めたばかりの方と長く続けている方が一緒に参加されていました。指導歴30年のコーチが、組み合わせを変えながら、それぞれが楽しめるように進めます。
一人で申し込むのは、勇気がいります。その勇気は、申込みのボタンを押すところまでで使い切って大丈夫です。コートに着いてからは、ボールと、配膳のお皿が、話すきっかけを作ってくれます。
東京・品川で、月1テニス。
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